◆エコロヴァルツ(6日・城谷)

　新馬-コスモス賞を連勝中のエコロヴァルツ(牡2歳、栗東・牧浦)がこの日、栗東CWで朝日杯FS(17日・阪神、芝1600m)へ向けて1週前追い切りを消化。大きく先行する僚馬をグイグイと追い詰め、ゴール前で測ったように差し切りと、実戦さながらの熱のこもった内容だった。6F81秒2-38秒5-12秒1(馬なり)とタイムも上々。

　過去2戦は千八だが、行きたがる気性からもマイルの方が競馬は断然しやすそうで、けさの攻めも気合をつければ楽に1F11秒台前半を出せそうな雰囲気だった。やや馬体に余裕が感じられるが、今回の長めからの追い切りと直前できっちりと仕上がりそうだ。

◆タイキヴァンクール(6日・掛札)

　朝日杯FS(17日・阪神、芝1600m)を予定するタイキヴァンクール(牡2歳、栗東・中尾)がこの日、栗東CWで6F81秒4-36秒6-11秒4(馬なり)をマーク。併せたサジェス(5歳3勝クラス)に1馬身先着した。大型馬らしくパワフルな動きで活気も感じられる。1勝馬で抽選対象だが、ゲートインがかなえば馬券を買ってみたい一頭だ。

◆バンドシェル(6日・紺谷)

　朝日杯FS(17日・阪神、芝1600m)に登録のあるバンドシェル(牡2歳、栗東・西村)がこの日、池添を背に栗東坂路で1週前追い切りを行った。素軽さ十分のフットワークで4F51秒5-11秒9(仕掛け)の好時計をマーク。状態は高いレベルで安定している。

◆ダノンマッキンリー(6日・竹原)

　朝日杯FS(17日・阪神、芝1600m)に出走予定のダノンマッキンリー(牡2歳、栗東・藤原)がこの日、ルメールを背に栗東CWで4F58秒4-41秒7-13秒3(馬なり)。前走からまだ日が浅いため軽めの調整だったが、キビキビとしたフォームで軽快なさばきを見せた。新馬-秋明菊賞を連勝中で、好調をキープできている。

◆ゴンバデカーブース(6日・石渡)

　新馬-サウジアラビアRCを無傷で連勝中のゴンバデカーブース(牡2歳、美浦・堀)が帰厩。この日は美浦坂路を軽めのキャンターで駆け上がり、ラスト1Fは15秒4と大きめに乗られた。まだ全体的に緩さを残す一方、力感十分のフットワークはさすが重賞勝ち馬と思わせる。

◆シックスペンス(6日・石堂)

　9月に中山芝1600mで新馬勝ちしたシックスペンス(牡2歳、美浦・国枝)がこの日、美浦坂路で4F51秒9-37秒7-12秒2をマーク。併せ馬で追走する形から内へ入り、難なく突き放してみせた。しっかりと脚を伸ばすことができており、調教のピッチを進めるごとに迫力も増してきている。来週のひいらぎ賞(17日・中山、芝1600m)へ向けて順調にきている。

◆グランコネクシオン(6日・澤田)

　グランコネクシオン(牝2歳、美浦・畠山、父ハーツクライ、母チャリティーライン)は近親にGII2勝のサトノグランツなどが名を連ねる血統馬で、17日の中京5R新馬(芝2000m)を吉田隼で予定している。推定馬体重は430キロ。師は「ひと追いごとに動きが良くなっている。小柄な牝馬で、好仕上がりで初戦を迎えられそう。血統的にも期待しているので」とうなずいた。

◆ビザンチンドリーム(6日・堀尾)

　先週阪神の芝2000m新馬戦を快勝したビザンチンドリーム(牡2歳、栗東・坂口)に、師は「普段から馬っ気のきつさなど気性がかなり幼いなか、厩舎装鞍にして思ったよりパドックでもテンションを保てていた」と振り返る。「能力は確認できたので、今後もそのあたりが鍵になりそうです」。きょう6日にいったん放牧へ出される。

◆グラスブランシュ(6日・玉川)

　先週中山のダート1200mで新馬勝ちを飾ったグラスブランシュ(牝2歳、美浦・松山)は、ダメージがなければ23日の中山7R・2歳1勝クラス(ダート1200m)へ向かう。

◆サーナーティオン(6日・竹村)

　サンダースノー産駒のサーナーティオン(牡2歳、栗東・藤岡、母ピーチドラフト)がこの日、栗東CWで3頭併せを行った。5Fからスピードアップして4コーナーで併走相手の内へ。残り1Fから鞍上が仕掛けると抜群の加速力を発揮し11秒3をマーク＆最先着を果たした。坂路中心の先週まではそれほど目立たなかった一頭が、コースで長めから運びつつも鋭い伸びを見せたあたり、かなりの脚力があるとみていい。今後どんな成長を見せるのか楽しみだ。

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提供：デイリースポーツ