藤田晋オーナーが所有するフォーエバーヤング(牡2、栗東・矢作芳人厩舎)が、全日本2歳優駿(2歳・JpnI・ダ1600m)で無敗戴冠を狙う。

　フォーエバーヤングは父リアルスティール、母フォエヴァーダーリング、母の父Congratsの血統。母は米G2サンタイネスSの勝ち馬。昨年のセレクトセール1歳において、ウマ娘で知られる藤田晋オーナーに9800万円(税抜)で落札された。

　ここまで2戦2勝。10月の新馬(京都ダ1800m)は好位から抜け出して4馬身差の圧勝。続くJBC2歳優駿(門別ダ1800m)は一転して後方からの競馬となったが、展開的にこれが奏功した。3角から進出を開始すると、最後までしっかりと脚を使い、先に抜け出したサンライズジパングを楽々と捕らえてフィニッシュ。無傷の2連勝で重賞初制覇を成し遂げた。

　今回は初の1600m、初の左回り、しかもコーナーのきつい川崎コースと課題も多いが、それを通過点にできる器。オーナーに初のGI級タイトルを届けることができるか、その走りに要注目となる。

【藤田晋オーナー所有の重賞勝ち馬】
・ジャングロ…22年ニュージーランドT
・フォーエバーヤング…23年JBC2歳優駿
・シンエンペラー…23年京都2歳S