「
有馬記念・G1」(24日、中山)
世界最強馬
イクイノックスの引退は残念で仕方ないが、それでも3世代のダービー馬を含む、G1馬8頭が参戦してきた年末の
グランプリ。うま屋が誇るデータ班が徹底分析し、その中でイチ推しするのは昨年のダービー馬
ドウデュース。05年覇者
ハーツクライとの父子制覇へ、数字が後押しする。2位は春盾を制した
ジャスティンパレス、3位には今年の
皐月賞馬
ソールオリエンスとダービー馬
タスティエーラが並んだ。
▲傾向(過去10年)
▲人気
1番人気〈6・1・1・2〉
2番人気〈1・1・3・5〉
3番人気〈1・1・3・5〉
4番人気〈1・1・2・6〉
5番人気〈0・2・0・8〉
連対馬の組み合わせは(1、4)(4、9)(8、5)(1、2)(1、8)(3、1)(2、3)(1、11)(1、5)(1、6)番人気。1番人気馬は連対率70%、複勝率80%と信頼度は高い。勝ち馬9頭が4番人気以内。15年こそ8番人気
ゴールドアクター→5番人気
サウンズオブアースで決まった(1番人気
ゴールドシップ8着)が、基本的に伏兵馬は2着までの傾向。
【1】
ステップ 天皇賞秋〈3・2・1・12〉
JC〈2・2・4・44〉
菊花賞 〈2・2・2・7〉
凱旋門賞〈1・1・2・5〉
コックス〈1・0・0・0〉
AR共和〈1・0・0・6〉
エ女王杯〈0・2・1・21〉
金鯱賞 〈0・1・0・12〉
勝ち馬の前走は
天皇賞・秋、JC、
菊花賞、
凱旋門賞、
コックスプレート、
アルゼンチン共和国杯の6レースで、今年該当するのは
コックスプレートを除く5レース。
勝ち馬全頭が前走4着以内で、
天皇賞・秋、JC、
菊花賞以外の
ステップ馬は、前走で連対していることがV条件となる。
天皇賞・秋3着以内、
菊花賞&JC4着以内馬は10点。
天皇賞・秋4着以下、
菊花賞&JC5着以下、そして、その3レース以外のG1連対馬が8点。G1(
菊花賞、JC、
天皇賞・秋を除く)3着以下馬と重賞連対馬は6点、その他の馬は4点とする。
また、前走が国内戦だった3着以内馬25頭中22頭が前走で5番人気以内に支持されていた。これに該当しない馬は減点1とする。
【2】馬齢
3歳馬〈4・3・2・16〉
16.0% 28.0%
4歳馬〈2・4・2・37〉
4.4% 13.3%
5歳馬〈4・3・5・45〉
7.0% 12.3%
6歳馬〈0・0・1・18〉
0% 0%
7歳以上〈0・0・0・14〉
0% 0%
※率は左が勝率、右が連対率
全勝ち馬が3〜5歳馬で、勝率、連対率ともにトップの3歳馬に注目。3歳馬は10点、5歳馬が8点、4歳馬が6点、6歳以上馬は4点。
【3】実績
勝ち馬全馬が重賞覇者で、うち7頭が3勝以上をマークしていた。また、同8頭にG1勝ちがあった。
重賞3勝以上のG1馬が10点、重賞2勝以下のG1馬が8点、重賞3勝以上のG1未勝利馬が6点、重賞2勝以下のG1未勝利馬が4点、重賞未勝利馬は2点。なお、勝ち馬全頭に年内重賞V実績があり、これに該当しない馬は減点1とする。
【4】騎手
(当欄のみ過去10年に限らず)
池添 〈4・0・0・9〉
武豊 〈3・8・2・19〉
ルメール〈3・4・2・7〉
横山武 〈1・0・0・2〉
戸崎圭 〈1・0・0・6〉
松山 〈0・1・0・3〉
川田 〈0・1・0・9〉
ムーア 〈0・0・1・3〉
田辺 〈0・0・0・8〉
横山和 〈0・0・0・2〉
マーカン〈0・0・0・1〉
岩田望 〈0・0・0・1〉
坂井 〈0・0・0・1〉
石橋脩 〈0・0・0・1〉
※モリスとムルザバエフは初騎乗
過去10年全てで外国人騎手が最低一人は3着以内に入っている。
最多4勝を挙げる池添が10点。3勝&11連対の
武豊と、同じく3勝で複勝率50%超のルメールが9点。1勝組の横山武、戸崎圭が7点。連対経験のある松山、川田が5点で、3着があるムーアが4点。その他の騎手は3点。その上で、外国人騎手は全員1点加点する。
【5】決め手
逃 げ〈1・0・1・8〉
先 行〈5・2・2・27〉
差 し〈2・6・4・48〉
追 込〈0・1・2・46〉
まくり〈2・1・1・1〉
勝ち馬の本番4角通過は(2)(2)(3)(3)(1)(4)(9)(3)(5)(3)番手。勝ち馬8頭が前走の4角を5番手以降で通過。また、同じく8頭が前2走以内に一度はメンバー最速上がりをマークしていた。両該当馬が10点、片方該当馬が8点、どちらにも該当しない馬は6点とする。なお、前走海外出走馬において通過順は馬柱の前走欄を参考に、上がりは国内近2走のものとする。
◇ ◇
トップ評価は43ポイントを獲得した
ドウデュース。2項目で満点をマークし、その他の項目も馬齢以外は高得点でまとめた。ケガから復帰を果たした
武豊とのコンビで、大一番を熱くするか注目だ。ただ、昨年は首位の
イクイノックスと2位の間に5ポイントの差があったが、今年は1ポイント差の2位に
ジャスティンパレス、2ポイント差で
ソールオリエンス&
タスティエーラの3歳勢が追う形。上位は混戦ムードとみていいだろう。
提供:デイリースポーツ