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【3歳馬格付けチェック】牡馬1位ジャンタルマンタル 牝馬1位チェルヴィニア

デイリースポーツ
  • 2023年12月31日(日) 06時00分
 年末恒例の「格付けチェック拡大版」。クラシックを目指す若駒たちを、デイリー特捜班が独自の目線でランキング化してお届けします。(出走馬の馬齢は2024年表記)

  ◇  ◇

 【牡馬】

 1位は無傷3連勝で朝日杯FSを制したジャンタルマンタルだ。デイリー杯2歳Sを2馬身差で完勝。続く朝日杯FSは中団から内を通ってポジションを上げ、直線あっさりと抜け出して快勝。V時計の1分33秒8は平凡だが、無敗という加点材料はある。馬群でも我慢が利いて最後に内を突ける勝負根性、センスの良さは光る。

 2位は京都2歳Sの覇者シンエンペラーホープフルSでは牝馬のレガレイラに敗れたものの、正攻法の競馬で2着と上位の力は示した。京都2歳SのV時計1分59秒8は、2000メートルで行われるようになってからの最速タイムで、ホープフルSの走破時計2分0秒3も優秀だ。

 3位ゴンバデカーブースは新馬戦を逃げ切りで制すと、続くサウジアラビアRCはメンバー最速上がりで後方一気。ホープフルSは感冒で取り消したが、自在性のある走りと、底を見せていない点からも軽視はできない。

 4位はアイビーSでレガレイラを破ったダノンエアズロック。東スポ杯2歳Sの覇者シュトラウスが5位で続く。

 【牝馬】

 G1馬2頭を押しのけ、チェルヴィニアがトップ評価。母が16年オークス2着馬チェッキーノで、近親に重賞馬がズラリと並ぶ良血馬。未勝利戦を6馬身差で圧勝すると、続くアルテミスSはメンバー最速上がりでライバルを一蹴した。スケールはかなり大きく、血統とレースぶりから距離の融通も利くタイプでクラシック向きだ。

 ホープフルSでG1昇格後初の牝馬Vを決めたレガレイラが2位。馬場状態の違いはあるものの、V時計2分0秒2はレース史上最速。4角で外を回って楽々と差し切ったレースぶりからも大物感が漂っている。

 3位は無傷3連勝で阪神JFを制したアスコリピチェーノ。G1制覇となった前走のV時計132秒6はレースレコードで、時計が出やすい馬場状態ではなかったことを踏まえると優秀だ。レースセンスの良さも光る。

 阪神JF2着を評価してステレンボッシュを4位に。新馬戦でチェルヴィニアを破り、サウジアラビアRC2着のボンドガールを5位とした。

 【番外編】

 10日の中山1勝クラスを5馬身差で圧勝したミッキーファイトに注目だ。V時計の1分52秒5は、良馬場で行われた2歳の中山ダート1800メートル戦の最速時計とかなり優秀だ。

 次戦は大井の雲取賞(2月14日、ダート1800メートル)参戦を予定。このレースは来年、新たに生まれ変わる3歳ダート路線において、3冠競走初戦となる羽田盃の前哨戦だ。スケールは大きく、ダート界でヒーローになれるだけの素質は秘めている。

提供:デイリースポーツ

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