スマートフォン版へ

【2023年レース回顧・水納】急きょの騎手変更を乗り越えたナミュールと藤岡康太騎手 いつかまたこのコンビが見たい

スポーツ報知
  • 2023年12月31日(日) 10時00分
マイルCS・G1(11月19日、京都・芝1600メートル、16頭立て=良)

 レースを見終えて、しばらくあ然としていた。ナミュール(牝4歳、栗東・高野友和厩舎、父ハービンジャー)が残り200メートルで、驚異的なスパート。外から他馬をのみ込み、待望のG1初制覇を果たした。今映像を見返しても、一頭だけ再生速度が異なるのでは? と思うほどの爆発力。上がり3ハロンは最速の33秒0。2位のシュネルマイスターに0秒4も差をつけたのだから、記憶にも記録にも残る追い込みだった。

 その約5時間前。ナミュールに騎乗予定だったライアン・ムーア騎手が2Rで落馬負傷。急きょ、藤岡康太騎手へ乗り替わりとなった。富士Sで本格化を確信していたが、直前で騎手変更というアクシデントに見舞われては…と思ってしまったのも事実。ただ、このコンビは高い高いハードルを乗り越えた。

 藤岡康騎手は09年NHKマイルC(ジョーカプチーノ)以来のビッグタイトル。14年間経験を重ね、努力を怠らなかったからこそ、いきなり舞い込んだチャンスをつかめたのだろう。「ホッとしましたが、時間がたつにつれてうれしさが込みあげてきました」という言葉が印象に残っている。巧みな進路取りで、ナミュールの持ち味を最大限に引き出した。

 ナミュール香港マイル・G1にも遠征して3着と健闘。来年のマイル戦線でも主役を張ることは間違いないだろう。欲を言えば…。いつかまた、藤岡康太騎手とのコンビが見たい。(水納 愛美)

スポーツ報知

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す