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【川崎マイラーズ予想】南関東の重賞戦線開幕 連勝中のギャルダルにスピード自慢達が挑む

  • 2024年01月02日(火) 17時00分
 第16回川崎マイラーズ・SIIIが1月3日、川崎競馬場の1600mで14頭によって争われる。今年から南関最初の重賞として1月の施行となり、上位2頭には京成盃グランドマイラーズ・SII(3月7日、船橋)への優先出走権が与えられる。

 人気の中心はギャルダルとなりそう。3連勝でフジノウェーブ記念・SIIIを制し念願の初重賞制覇。前走のビオラ賞も勝って、連勝を4に伸ばしている。川島正一調教師が「身が入ってきたし、いま本当に充実している」と話すように、心身ともに成長し、状態は上向きだ。川崎では掲示板を外しておらず好相性なうえ1600mはベスト。V記録を更新し、2つめのタイトル制覇を狙う。

 前回の覇者・アイウォールも参戦。この条件への適性は証明済みとはいえ、その後の勝利はない。さらに、施行時期が替わったことが、どう影響するかがポイントだろう。とはいえ、昨年の同開催で行われた川崎でのB1B2戦で2着と好走しており、この時期に調子を上げるタイプ。水野貴調教師の「川崎マイラーズを勝った時の状態に近づいている」という言葉もあり怖い存在だ。

 15回の歴史の中で、優勝馬を5頭出してる大井勢も侮れない。デュードヴァンは元JRAオープン。大井転入後は1600m戦【1-2-2-0】、前回の川崎マイラーズでは3着と健闘した。前走の勝島王冠・SIIは気持ち長い1800m戦だったが、直線で鋭く脚を伸ばし4着と結果を出しており、絶好のマイルに戻れば一発あっておかしくない。

 さらに、地元・川崎のフォーヴィスム。転入初戦の前走は神奈川記念に参戦。古巣のJRA馬を相手に4着。3、4番手追走から直線で脚を伸ばす、正攻法の競馬で健闘したのは評価できる。一度、川崎コースを経験し、南関馬同士の今回は一気に着順を上げる可能性もある。軽視できない1頭だ。

 さらに、これまで3度優勝馬を出している、小久保智厩舎からはアマネラクーンディアセオリーブラックパンサーと3頭が参戦。距離延長は課題だが、元JRAオープンのエアアルマスなどにも注意が必要だ。マイル王を目指す14頭の戦いは16時35分にスタートする。

(文:スポーツ報知記者・志賀浩子)

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