18年阪神JFを制した
ダノンファンタジーの半弟となる
スティンガーグラス(牡3、美浦・
木村哲也厩舎)が、日曜中山6Rの3歳新馬(芝2000m)でデビュー勝ちを狙う。
スティンガーグラスは父
キズナ、
母ライフフォーセール、母の父
Not For Saleの血統。母はアルゼンチンでG1を2勝。半姉の
ダノンファンタジーは18年の阪神JFの他、GIIを4勝、GIIIを1勝するなど、2歳から5歳まで息長く活躍した。21年のセレクトセール当歳で1億1500万円(税抜)の高値がついたのも納得の良血馬だ。
ここまで1カ月以上をかけて乗り込まれてきた。3日の最終追いでは格上の
サスツルギ、
ブレッシングレインと併せて、五分以上の動き。鞍上に
C.ルメール騎手を配してきたのも、陣営の期待の表れだろう。現3歳世代は
レガレイラ、
チェルヴィニアなど、13頭が勝ち上がっている木村厩舎。同期では遅めのデビューとなった
スティンガーグラスだが、ここからクラシックに駒を進めることを期待したい。