スマートフォン版へ

【京都金杯】8番人気コレペティトール差し切り初タイトル!岩田康誠騎手が最多タイ4勝目「厩舎のおかげ」

スポーツ報知
  • 2024年01月07日(日) 06時30分
◆第62回京都金杯・G3(1月6日、京都・芝1600メートル、良)

 2024年の中央競馬の開幕を告げる東西金杯が6日に行われ、どちらも素質馬が重賞初Vとなった。京都の芝1600メートルで行われた京都金杯・G3は8番人気のコレペティトールが内から鮮やかに差し切り、岩田康は同レース最多タイの4勝目。中山の芝2000メートルで行われた中山金杯・G3は5番人気のリカンカブール(津村)が制し、開業4年目の田中克調教師が重賞初勝利となった。

 闘志がほとばしっていた。直線入り口。岩田康は中団インを追走していたコレペティトールをさらに内へ誘導した。選んだのは勝利への最短距離。内ラチ沿いで勝利への強い意思を乗せた左ステッキを振り下ろし、進路を縫うように突き進む。ゴール前でグイッと先頭に立つと、半馬身差で重賞初タイトルをつかんだ。

 武豊と並び最多タイとなるレース4勝目。今年、60歳の年男を迎える中竹調教師にささげる勝利でもあった。「厩舎のおかげです。馬が前回より大きくなっていた」と振り返る岩田康は昨年、JRAに移籍した06年以降で最少の25勝。騎乗数も徐々に減り、昨年末に「こんな成績で来年どうなるんや…」と漏らしたこともある。しかし、「やはり勝たないとね」と言葉を続けた。今年3月に50歳になるが、勝利への執念を燃やし続けている。

 昨年のアメリカJCC以来、約1年ぶりの重賞勝利。「まだジョッキー生活は長いと思うので、何とか一日一日、一戦一戦かみしめながら、1勝を積み重ねていきたい」。長いトンネルを抜けた大きな一勝。名手が再び走り始める。(山本 武志)

 コレペティトール 父ジャスタウェイ母ベガスナイト(父コロナドズクエスト)。栗東・中竹和也厩舎所属の牡4歳。北海道千歳市・社台ファームの生産。通算10戦5勝。総獲得賞金は1億433万1000円。重賞初勝利。馬主は加藤誠氏。

スポーツ報知

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す