「
日経新春杯・G2」(14日、京都)
年明け伝統のハンデG2。主役は今季の始動戦を迎える
サトノグランツだ。
菊花賞10着以来、3カ月ぶりとなるが、1週前追い切りは、栗東CWの3頭併せで6F85秒0-11秒6を記録し、最先着を果たした。動きは上々で、最終追いできっちりと仕上がりそうだ。進化した姿を披露して、春の大舞台へ向け好発進といく。
同じく明け4歳馬の
ハーツコンチェルトも差のない存在。昨秋は大外枠や不利など、不完全燃焼の競馬が続いたが、昨年のダービーでは
タスティエーラ、
ソールオリエンスと互角の争いを演じて小差の3着。実力は証明済みだ。中間の動きも素軽く、いい状態で復帰戦を迎えられそうだ。何としても初タイトルをつかみとる。
京都大賞典は心房細動を発症して、競走中止となった
ブローザホーン。仕切り直しの一戦となるが、中間もしっかり乗り込んで、仕上がりは悪くない。2走前の
札幌日経オープンでは4角先頭から後続を突き放して6馬身差V。力さえ出し切れば、重賞を勝てるレベルだ。
菊花賞5着以来の
サヴォーナ。中間の調整過程は順調で、態勢は整った。重賞初Vで24年の好スタートを切りたいところだ。
先週の自己条件を見送って、重賞に挑む
リビアングラス。前走は7着に敗れたが、
菊花賞4着の実績から力負けではないことは明白。引けを取らない。
提供:デイリースポーツ