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【京成杯】牧浦厩舎期待の逸材エコロマーズ エコロヴァルツに続け!陣営「2頭とも遜色ない」

スポニチ
  • 2024年01月09日(火) 05時30分
 牧浦厩舎の3歳エースに負けず劣らずの逸材と言っていい。同厩舎は昨年の朝日杯FS2着エコロヴァルツが既に頭角を現しているが、同じ冠名エコロの僚馬が年明けの出世重賞にエントリー。ヴァルツの新馬戦から1週間後、同じく7月の福島でデビュー勝ちを飾ったエコロマーズだ。

 芝1800メートルのデビュー戦は鮮烈なパフォーマンスだった。好発を決めて2番手につけると抜群の手応えで4角先頭に立ち、後続を突き放した。2、3着馬がその後、未勝利戦を早い段階で勝ったことからも上々のレベルだった。ただ、以降はアスター賞5着、前走・サウジアラビアRC5着と結果が出ていない。高橋助手は「メンタルに課題があって、馬が緊張しやすいというか、テンションが高くなりやすくて。新馬戦の時は大丈夫だったんですけど、レースを経験して馬が分かってきたことで、精神面のコンディションは良くなかったですね」と敗因を分析する。前走後は間隔を空け、心身ともにリフレッシュしたことで「(調教で)力みすぎていないのでいいですね。慎重にやっていますし、前回より良さそうです」と上昇ムードだ。

 実績面ではヴァルツにリードを許しているが、陣営の期待度はマーズも引けをとらない。高橋助手は「攻め馬に乗っている感じでは2頭とも遜色ないですよ」ときっぱり。デビュー前からの高評価は変わっていない。2F延長もプラスに働くとの見立て。「千六でそこまで切れる脚を使えるわけじゃないですし、二千でコーナーは4つあった方が押し切る競馬をしやすいと思います」と歓迎する。

 ヴァルツに追いつけ追い越せ。ここで結果を出せれば厩舎のダブルエースとして名乗りを上げられる。精神面の成長&距離適性を示し、クラシックへの扉をこじ開ける。

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