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【日経新春杯】“最強の1勝馬”では終われない ハーツコンチェルトが重賞初制覇なるか

  • 2024年01月11日(木) 18時30分
 昨年の日本ダービー3着のハーツコンチェルト(牡4、美浦・武井亮厩舎)が、日経新春杯(4歳上・GII・芝2400m)で重賞初制覇を狙う。

 ハーツコンチェルト父ハーツクライ母ナスノシベリウス、母の父Unbridled's Songの血統。自身も含め、きょうだい6頭は全てJRAで勝ち上がっており、全姉のナスノシンフォニーは17年ホープフルSで5着の実績がある。また、父×母の父の組み合わせは、スワーヴリチャードノットゥルノなどの活躍馬と同じだ。

 ここまで8戦1勝。2歳秋の新馬(中京芝2000m)を8馬身差で圧勝。その後はクラシックを目標としたローテーションが組まれ、青葉賞で2着、日本ダービーで3着、菊花賞で6着などの実績を残してきた。ただ、相手にかかわらずワンパンチ欠ける面があって、2勝目には手が届いていない。

 意外にも準オープンの立場だが、このメンバーでも地力は上位だ。“最強の1勝馬”の異名も決して喜べるものではない。ここで待望の2勝目を挙げて賞金を加算し、春のGI戦線に駒を進めたい。

【最強の1勝馬と呼ばれた主な馬】
ロイスアンドロイス(90年生まれ)…未勝利の身で挑んだ青葉賞(当時OP)が3着、未勝利を勝って格上挑戦したラジオたんぱ賞(GIII)が3着。その後、500万下で2戦連続2着の後、再度の格上挑戦となったセントライト記念でも2着に健闘した。4歳5月のむらさき賞で2勝目を挙げるまでに2着が9回あった。

ローレルゲレイロ(04年生まれ)…2歳6月にデビュー勝ち。朝日杯FSNHKマイルCで2着となるなど、3歳マイル路線の中心的な存在だったが、2勝目は15戦目となった4歳2月の東京新聞杯だった。

エタリオウ(15年生まれ)…18年菊花賞など重賞で2着4回。中長距離戦線で長く活躍したが、未勝利のみの1勝に終わった。

シゲルピンクダイヤ(16年生まれ)…牝馬3冠路線を歩み、桜花賞2着、秋華賞3着など奮闘。6歳1月の引退までに21戦を走り、重賞で2着が3回、3着が3回あったが、2勝目には手が届かなかった。

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