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【京成杯】バードウォッチャー いざクラシックへ負けられない 母は3冠牝馬アパパネの良血馬

デイリースポーツ
  • 2024年01月10日(水) 06時00分
 「京成杯・G3」(14日、中山)

 皐月賞と同じ舞台で行われる一戦。注目は東の名門・国枝厩舎が送り込むバードウォッチャーだ。母は厩舎の先輩でもある10年の3冠牝馬アパパネ。ゆかりの良血馬で重賞Vを飾り、悲願の牡馬クラシック制覇へ突き進む。

 昨年はソールオリエンスが当レースVをステップにクラシックホースに輝くなど、近年は重要度を増してきた一戦。今年は1戦1勝のバードウォッチャーに熱視線が注がれる。

 10年の3冠牝馬アパパネを母に持ち、異父姉に21年秋華賞アカイトリノムスメがいる良血馬。ただ、昨年11月のデビュー前は「ケイコで動いてはいたけど、モタつくような感じ」と国枝師が振り返ったように、まだ半信半疑だったという。

 しかし、実際のレースではメンバー最速となる上がり3F33秒5の末脚を繰り出しての快勝劇だ。「兄モクレレと姉アカイトリノムスメがうちの厩舎にいたけど、この馬は性格が素直だし、(走りに)軽さがあってアカイトリに近いね」と、自らの走りで指揮官の評価を上方修正させた。

 9日朝は美浦Eを経由し、坂路で4F64秒6を計時。トレーナーは「元気いっぱい。新馬戦の前よりハツラツとしている。体も筋肉がついて少しボリュームアップしているよ」と上積みを強調する。

 師の悲願である牡馬クラシック制覇を託せる好素材。「大味な競馬だと本番につながらないから、うまく流れに乗りたいね。まあ、そのあたりはルメさんも重々分かっているでしょう」と、1冠目を見据えての参戦だ。頼もしい相棒ルメールとのコンビ継続で重賞初Vを飾り、春の大舞台へ堂々と駒を進めるつもりだ。

提供:デイリースポーツ

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