「AJCC・G2」(21日、中山)
うま屋が誇るデータ班が今週の重賞レースを徹底分析。果たして、導き出された馬は?
中山伝統の新春古馬G2戦。やや小粒な印象を受ける今年のメンバーなら、
ボッケリーニが主役の座を譲らない。円熟味を増した8歳馬が、悲願成就へ向けて好スタートを決めるか。また、データ班のイチ推しも同じく8歳を迎えた
マイネルウィルトス。こちらも老いてますます盛んだ。
▼傾向(過去10年)
春の中長距離G1を狙う古馬の戦い。大物の参戦もあり、15年は
ゴールドシップ(単勝1・3倍)の出走が話題を集めたが、よもやの7着に終わった。
▼人気
1番人気〈2・3・0・5〉
2番人気〈3・0・1・6〉
3番人気〈1・2・2・5〉
4番人気〈2・0・2・6〉
5番人気〈0・2・1・7〉
勝ち馬8頭が4番人気以内と波乱度は低め。
▼
ステップ 準OP〈1・0・1・13〉
OP競走〈0・1・1・21〉
G3〈1・6・4・28〉
G2〈2・0・2・22〉
G1〈5・3・2・27〉
海外重賞〈1・0・0・0〉
勝ち馬8頭が芝2000メートル超のG2以上戦から参戦。
▼前走内容
勝ち馬7頭がVか、負けても0秒5差以内だった。また、同8頭が8番人気以内だった。
▼性齢
4歳馬〈2・4・3・16〉
5歳馬〈3・1・3・21〉
6歳馬〈4・2・3・29〉
7歳以上〈1・3・1・49〉
7歳以上馬と〈0・0・1・6〉の牝馬は苦戦。
▼重賞実績
勝ち馬9頭にG2連対、もしくはG13着以内があった。
▼決め手
逃 げ〈1・0・1・8〉
先 行〈7・4・1・25〉
差 し〈2・5・7・47〉
追込・まくり
〈0・1・1・35〉
勝ち馬8頭が前走の4角を5番手以内で通過するか、最速上がりをマークしていた。
▼注目馬 全項目をクリアした馬はゼロで、減点1で踏みとどまったのも
マイネルウィルトスのみ。明けて8歳を迎えたが、近2戦がG2で2、3着と老いてなお盛ん。古豪が待望のタイトル奪取を決めるか-。
宮師「順調に来ているし、体調もいい。前走を使ったダメージもありません。切れるタイプではないけど、スタミナがある馬なのでコース、距離ともにいいと思います。8歳になりましたが、まだ強くなっていますよ」
〈1週前診断〉栗東坂路で4F51秒8-12秒5(馬なり)。攻め駆けタイプではあるが、力強い脚さばきで好時計をマーク。動きの良さが目立っており、出来は高いレベルで安定している。
提供:デイリースポーツ