「AJCC・G2」(21日、中山)
マイネルウィルトスは17日、栗東坂路でしまい重点にソフトに追われた。4F53秒0-38秒4-12秒1と伸ばして重賞初制覇への態勢を整えた。宮師は「すごく良かったです。ここまでしっかりと追ってきているのでそこまで強くは追いませんでしたが、時計も動きも良かった」と馬の軽快な動きに目を細めた。
これまで重賞挑戦は12回。近2走も
アルゼンチン共和国杯2着、
ステイヤーズS3着と堅実な走りを見せているが、重賞タイトルに手が届いていない。指揮官は「前走も内容は悪くなかったんですけどね。あと一歩。どんな流れでも崩れずに走ってくれる。それがこの馬のいいところ」と改めて期待する。
同馬には週末の雨予報も追い風だ。不良馬場の21年
福島民報杯を大差勝ち、重馬場だった22年の
函館記念でも2着と道悪巧者ぶりを見せている。「雨は歓迎。どれだけ降ってくれてもいい」と師。ぬかるんだ馬場になれば、初のタイトル奪取も現実味を帯びてくる。
提供:デイリースポーツ