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【AJCC予想】馬券は上位&中位人気の組み合わせで攻める? 過去10年データで探るAJCC

  • 2024年01月21日(日) 07時35分
 今週末も引き続き、中山・京都・小倉の3場開催。

 重賞は日曜日にGII戦がふたつ。GIフェブラリーSに向けての前哨戦ともいえる東海S(GII・京都・ダート1800m)と、古馬中距離戦線を占う一戦AJCC(GII・中山・芝2200m)が行われる。

 過去10年データを使って狙いを探るこのコーナー。今週はAJCCのほうをピックアップ。いつものように過去10年データから馬券のヒントを見つけていこう。

1.上位より中位人気勢のほうが妙味?

 20年、21年と連勝していた1番人気馬。しかし22年、23年はルメール騎手鞍上の1番人気馬が連敗。しかも馬券圏外となっている。過去10年、1番人気馬はわずか2勝で、成績は【2-3-0-5】。あまり信用度は高くない。

 一方、2番人気馬は【3-0-1-6】。3番人気馬は【1-2-2-5】。どれも今一つといった成績だ。上位人気3頭が揃って馬券圏内から消えることもない一方、ガチガチの上位勢決着もないという傾向が見られる。

 ということで、上位人気不振の分、4〜7番人気馬は好走している。

 過去10年での馬券圏内30頭中、1〜3番人気馬は合計14頭が圏内。対して4〜7番人気馬は合計13頭。上位人気サイドと中位人気サイドをバランス良く組み合わせて馬券を構成するべきレースなのだ。
 
2.人気薄馬の激走はある?

 中位人気勢が好走傾向にあることはわかった。

 それでは8番人気以降の、いわゆる人気薄勢はどうなのだろうか。

 過去10年、8番人気以降で馬券になっているのは、わずか3頭。14年2着サクラアルディート(11番人気)、18年3着マイネルミラノ(8番人気)、22年2着マイネルファンロン(11番人気)である。これまでの10年間で、「9番人気」・「10番人気」さらに「12番人気以降の馬」は1頭も馬券に絡んでいないことだ。人気薄馬に過度の期待はできないということなのかも…。

3.トリッキーなコースでリピーター登場?

 わりとトリッキーといわれる中山芝2200mのコース。

 中山芝2200mを舞台に行われる重賞というのはこのAJCCと、秋に行われるオールカマー、そして3歳のセントライト記念の3つ。すべてGII戦である。ちなみに3勝クラス戦だと、1月に行われる迎春Sと、3月に行われる湾岸Sがある。なお、オープンの同距離コース戦は設定されていない。

 過去にはウインキートスが「迎春S2着⇒湾岸S1着⇒オールカマー2着」と好走した例はあるが、意外にもAJCC単独では連続して馬券になっているいわゆるリピーター馬が出ていない。

 今年のメンバーで中山芝2200m好走ある馬というと、22年AJCC3着ボッケリーニ、24年迎春S1着アドマイヤハレーなどがいる。ボッケリーニ好走でリピーター登場となるのだろうか。

4.枠順・展開の注意点は?

 過去10年、枠順に関してはあまり有利不利がない。1〜8枠まですべての枠から勝馬が誕生している。さらに2、3着馬含めてもほぼフラットといえる枠順成績。どうやら枠による有利不利はあまりないようである。

 あとは展開。過去10年で逃げた馬の勝利は1頭のみ(15年クリールカイザー)だけ。馬券圏内としても3着が1頭いるくらいで、逃げ馬の成績はあまり芳しくない。

 一方、レース中上がり最速を出していた馬は例年好成績を残している。のべ数では過去10年で9頭が馬券圏内。やはり、先行・中団に位置して、速い上がりを使えるタイプは押さえておいたほうが良いだろう。

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