IFHA(国際競馬統括機関連盟)は20日、2023ワールドベストレースホースランキングを発表。昨年11月26日の
ジャパンカップでG1・6連勝を飾って引退、種牡馬入りした
イクイノックス(牡5、父
キタサンブラック)が135
ポンドで23年のレーティング世界1位に輝いた。
昨年は3馬身半差で制した3月26日の
ドバイシーマクラシックに129
ポンドのレーティングがつき、4月の中間発表以降は一度も首位を譲らず。ラストランの
ジャパンカップが135
ポンドと高く評価され、日本調教馬の年間世界1位は14年
ジャスタウェイ以来、史上2頭目の快挙。
エルコンドルパサーの134
ポンド(対象レース=99年
凱旋門賞2着)を超え、日本調教馬の歴代最高値となった。
昨年2位タイは128
ポンドでエースインパクト、モスターダフ、4位タイが127
ポンドでビッグロック、
フクム、6位タイが126
ポンドでゴールデンシックスティ、
ウエストオーバー、8位タイが125
ポンドで
オーギュスト
ロダン、ラッキースワ
イネス、10位タイが124
ポンドでコディーズウィッシュ、
ドウデュース、
パディントン、
タイトルホルダー、ホワイトアバリオとなっている。
近年の世界1位馬(調教国)とレーティング、対象レースは以下の通り。
03年
ホークウイング(アイルランド) 134 ロッキンジS
04年
ゴーストザッパー(米国) 130
BCクラシック05年 ハリケーンラン(フランス) 130
凱旋門賞06年
インヴァソール(米国) 129
BCクラシック07年 マンデュロ(フランス) 131
プリンスオブウェールズS08年
カーリン(米国) 130
ドバイワールドカップとスティーブンフォスターハンデの計2レース
〃 ニューアプローチ(アイルランド) 130 英チャンピオンS
09年 シーザスターズ(アイルランド) 136
愛チャンピオンS10年
ハービンジャー(英国) 135
キングジョージ11年 フランケル(英国) 136 サセックスSとクイーンエリザベス2世Sの計2レース
12年 フランケル(英国) 140 クイーンアンSとインターナショナルSの計2レース
13年 ブラックキャビア(オーストラリア)130 ブラックキャビアライトニングとTJスミスSの計2レース
〃 トレヴ(フランス) 130
凱旋門賞14年
ジャスタウェイ(日本) 130 ドバイデューティフリー
15年 アメリカンファラオ(米国) 134
BCクラシック16年 アロゲート(米国) 134
BCクラシック17年 アロゲート(米国) 134
ドバイワールドカップ18年 クラックスマン(英国) 130 英チャンピオンS
〃 ウィンクス(オーストラリア) 130
コックスプレート19年
クリスタルオーシャン(英国) 128
プリンスオブウェールズS 〃 エネイブル(英国) 128
キングジョージ 〃
ヴァルトガイスト(フランス) 128
凱旋門賞20年 ガイヤース(英国) 130 インターナショナルS
21年 ニックスゴー(米国) 129
BCクラシック22年 フライ
トライン(米国) 140 パシフィッククラシック
23年
イクイノックス(日本) 135
ジャパンカップ ▽レーティング 競走馬の能力を示す客観的な指標で、着差や負担重量などを基に、国際的に統一された基準により、数値化したもの。
スポニチ