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【JRA競馬学校卒業式】吉村智洋の長男・誠之助が卒業で現役親子騎手誕生 父エール「超一流目指せ」 

スポニチ
  • 2024年02月06日(火) 16時34分
 JRA競馬学校騎手課程40期生の卒業式が6日、千葉県白井市の同校で行われ、地方競馬全国リーディングに3度輝いている吉村智洋(39)の長男・誠之助(18)を含む、7人が卒業した。騎手免許試験には卒業生7人と坂口智康助手(33)=美浦・尾形所属=の8人が合格。3月1日付で騎手免許が交付され、同月以降に順次デビューする。

 いつもは厳しい勝負師の頬が終始、緩んでいた。18、22、23年と3度も地方競馬全国リーディングに輝いた、吉村智洋の長男・誠之助が騎手になる。小牧、岩田らに続く兵庫競馬出身の現役親子騎手誕生だ。父は「息子が騎手になるのは刺激になった。せっかく免許をもらったんだから、あとは超一流目指して頑張ってほしい。あとは本人次第」とエールを送った。

 「幼稚園の頃、レースで乗っている姿を見て、僕も父のようになりたいと思いました」と誠之助。乗ってみたい馬として「イクイノックスエイシンニシパです」と、世界一の馬と父が騎乗して9歳まで活躍した兵庫のスターホースの名を挙げた。「松山騎手のように多くの関係者に信頼されて、結果を残せるような騎手になりたい。同期には負けられないと思っているので、最多勝利を挙げて新人賞を獲りたいです」と目標を語った。

 ○…模擬レース8戦の総合ポイントで争う「競馬学校チャンピオンシップ」は、積雪のため最終戦が中止になった。そのため第7戦まで合計得点で、計49ポイント(3勝)を挙げた高杉吏麒が総合優勝者に決まった。騎乗技術優秀者に贈られる「アイルランド大使特別賞」も受賞した18歳は「素直にうれしい。これからはしっかりルールを守った上で、結果を出せる騎手になりたい」と抱負を述べた。

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