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引退前にオースミハルカ最後の仔に騎乗 母の主戦だった川島信二騎手が初Vに導くか

  • 2024年02月08日(木) 15時50分
 2月末で引退することが決まった川島信二騎手が、かつての盟友・オースミハルカの最後の産駒となるナリタマフディー(牝3、栗東・高橋亮厩舎)で勝利を狙う。

 川島騎手はJRAで重賞5勝を含む通算341勝。とりわけファンが真っ先に思い出すのは、オースミハルカとの名コンビだろう。全22戦のうち、17戦で騎乗。03年のクイーンSでは圧倒的1番人気だったファインモーションの猛追をクビ差退けて、鮮やかな逃げ切り。04年にはクイーンS府中牝馬Sと重賞を連勝し、エリザベス女王杯でもアドマイヤグルーヴの2着に健闘。05年のエリザベス女王杯でもスイープトウショウの2着に逃げ粘るなど、人馬一体の走りで牝馬重賞戦線を沸かせた。

 川島騎手はオースミハルカ産駒のオースミイチバンオースミラナキラなどでも白星を積み重ねてきた。そして今週末、唯一の現役馬である最後の仔のナリタマフディーと、日曜京都6Rの3歳未勝利(芝2000m)に挑む。昨年10月の2歳新馬(京都ダ1800m)は5秒7差の14着、続く同12月の3歳未勝利(阪神ダ1400m)は2秒4差の13着と敗れたが、今回は初芝なので一変があるかも。川島騎手は初騎乗。母の背中を、そしてこの血統を知り尽くした鞍上の好リードに期待したい。

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