スマートフォン版へ

なぜフェブラリーSに芝重賞馬が参戦する? 今年は実績十分の3頭がチャレンジ

  • 2024年02月13日(火) 19時45分
 フェブラリーS(4歳上・GI・ダ1600m)はダートの王者を決めるレースだが、実は芝から転戦してくる馬が多いレースでもある。古くは前年の有馬記念で3着だったマイネルブリッジ(97年12着)やGIの常連だったキングヘイロー(00年13着)、最近では前年の3歳マイル王に輝いたカレンブラックヒル(13年15着)やGIで2着2回のデニムアンドルビー(17年16着)が果敢にチャレンジしている。

 多くの実力馬が苦戦しても、毎年のように芝馬が参戦してくるのはなぜか。それは高額賞金のGIであることはもちろんだが、東京ダ1600mが芝スタートということが大きい。また、ダートにしてはスピードが求められるコーナー2つ&直線が長いコース形態も、芝馬にとって魅力に映るのだろう。

 今年も芝の実力派3頭がフェブラリーSにエントリーしてきた。実績なら昨年のNHKマイルCを制したシャンパンカラー(牡4、美浦・田中剛厩舎)が一番だ。東京芝1600mは4戦3勝の好成績なので、左回りのマイルは合う。ドゥラメンテ産駒にはドゥラエレーデアイコンテーラーなど、芝ダート兼用の一流馬が多いだけに、あっさりと砂を克服しても驚けない。

 一昨年のセントライト記念覇者ガイアフォース(牡5、栗東・杉山晴紀厩舎)も不気味だ。硬めの脚捌き、母の父クロフネという血統構成は、むしろダートでこその雰囲気すらある。ハイペースかつハイレベルな23年天皇賞(秋)で先行し、5着に粘った実力は侮れない。そしてもう1頭はカラテ(牡8、美浦・辻野泰之厩舎)。18年11月の2歳未勝利(東京ダ1600m)以来、実に5年3カ月ぶりのダート戦。父トゥザグローリー×母の父フレンチデピュティという配合なので、適性自体はあっても不思議ない。21年東京新聞杯を制しており、東京マイルの舞台自体は好相性といえる。押さえておいて損はないだろう。

 芝馬は厳しいというデータを覆し、レース史に残る勝利を手にすることができるか。3頭の走りに要注目となる。

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す