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【共同通信杯】皐月賞へ新星 ジャスティンミラノがデビュー連勝で重賞初制覇

スポニチ
  • 2024年02月12日(月) 05時28分
 クラシックの登竜門「第58回共同通信杯」が11日、東京競馬場で行われ、戸崎圭太(43)騎乗の4番人気ジャスティンミラノがデビュー戦から連勝で重賞初制覇。管理する友道康夫師(60)はこの勝利で11年から14年連続のJRA重賞勝利となった。

 デビュー2戦目でG1馬を含む骨っぽいメンバー相手に1馬身半差。ジャスティンミラノが無傷連勝でタイトルを獲得し、クラシック主役候補に名乗りを上げた。名トレーナー友道師も愛馬の走りにホレボレ。「今回は強いメンバーがそろっていた。楽しみな一戦で内容のある勝ち方ができて良かった。素質はワグネリアンドウデュースと比べても遜色ないですね」と自厩舎の先輩ダービー馬を引き合いに出して手放しに褒めた。

 文句のつけようがないレース内容だった。出遅れ気味のスタートから序盤は中団待機。1000メートル通過1分2秒7という超スローペースで有力馬は我慢が利かない。その中でミラノは折り合いばっちりだ。戸崎の指示にしっかり応え、向正面で2番手まで押し上げる。絶好の手応えで迎えた直線は自慢の切れ味サク裂。レースのラスト2F10秒9→10秒8という、異次元の加速ラップで、朝日杯勝ち馬ジャンタルマンタルに影をも踏ませなかった。

 テン乗りで好エスコートを見せた戸崎は「いい馬だなとは映像を見て感じていた。本当に乗りやすかったですし、今後が楽しみです。これからどんどん活躍していってくれると思います」とパートナーを絶賛。プレゼンターを務めたオートレーサーの森且行も「強かった。川田君の馬も強かったけど、寄せ付けませんでしたね」と興奮気味にレースを振り返った。

 マカヒキを合わせ、厩舎4頭目のダービーVへ大きな府中での2勝。友道師は「元々、広いコースの東京が合うと思っていた馬。距離は延びても心配なさそうですね」と舞台適性にも太鼓判を押す。大目標の前に、まずはクラシック1冠目・皐月賞(4月14日、中山)で腕試し。厩舎期待の素質馬が、スター街道を歩んでいく。

 ジャスティンミラノ 父キズナ 母マーゴットディド(母の父エクシードアンドエクセル)21年4月9日生まれ 牡3歳 栗東・友道厩舎所属 馬主・三木正浩氏 生産者・北海道安平町のノーザンファーム 戦績2戦2勝(重賞初制覇) 総獲得賞金4855万7000円 馬名の由来は冠名+イタリアの地名。

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