良血馬
サリエラ(牝5、美浦・
国枝栄厩舎)が、
ダイヤモンドステークス(4歳上・GIII・芝3400m)で重賞初制覇を狙う。
サリエラは
父ディープインパクト、
母サロミナ、母の
父Lomitasという血統。母は12年独
オークスの覇者。半兄
サリオスは19年の
朝日杯FSなど重賞4勝。全姉の
サラキアは20年に
府中牝馬Sを勝ち、
エリザベス女王杯と
有馬記念で2着となっている。
ここまで7戦3勝。22年
ローズSが2着、23年
目黒記念で3着と重賞でも好走した実績がある。前走の
エリザベス女王杯は6着とはいえ、上がり3F最速をマークして勝ち馬から0秒3差と、決して悲観する内容ではなかった。今年こそは重賞はもちろん、GIに手が届いても不思議ない実力を秘めている。
これまで
ダイヤモンドSを制した牝馬は53年の
タカハタ、80年の
プリテイキャスト、88年
ダイナブリーズの3頭しかいない。
サリエラが平成以降初の36年ぶりとなる牝馬Vを果たし、春の大舞台に飛躍することを期待したい。