13日、中山競馬場で行われたガーネットS(4歳上、GIII・ダート1200m)は、好スタートから先手を取った
吉田豊騎手騎乗の3番人気
タイセイアトム(牡5、栗東・
矢作芳人厩舎)が、直線に向いて後続を突き放し、大外から追い込んだ1番人気
スリーアベニューに2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分10秒4(良)。さらにクビ差の3着には8番人気
シアトルバローズが入った。
勝った
タイセイアトムは、
父サクラバクシンオー、母が
JRA1勝の
アトムチェリー(
その父ヘクタープロテクター)。伯母が91年函館3歳S(GIII)を勝った
アトムピットという血統。05年9月のデビューから芝で2連勝し、その後も芝の短距離戦を中心に出走。06年秋より活躍の場をダートに移しており、今回が
フルーツラインC(1000万下、福島・ダート1150m)、
貴船S(1600万下、京都・ダート1200m)に続く3連勝での重賞初制覇となった。通算成績26戦6勝(重賞1勝)。
鞍上の
吉田豊騎手は
マキハタサイボーグで制した昨年の
ステイヤーズS(GII)に続く
JRA重賞制覇で、通算22勝目。管理する
矢作芳人調教師は
スーパーホーネットで制した昨年の
スワンS(GII)に続く
JRA重賞2勝目となった。
なお、このレースは今年12月に行われる
カペラS(GIII、中山・ダート1200m)の新設に伴い、今回をもって廃止となる。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。