◆サウジダービー・G3(現地時間2月24日、サウジアラビア・キングアブドゥルアジーズ競馬場・ダート1600メートル=12頭立て)
【リヤド(サウジアラビア)24日=松末 守司】
坂井瑠星騎手騎乗の
フォーエバーヤング(牡3歳、栗東・
矢作芳人厩舎、父
リアルスティール)が無傷の4連勝で制した。直線で外から力強く伸びると、先に先頭に立ったブッ
クンダンノをゴール寸前ギリギリで差し切った。1着賞金90万米ドル(約1億2700万円)を獲得。同馬は藤田晋オーナーの所有馬で、前走の
全日本2歳優駿・交流G1に続く重賞3勝目となった。勝ち時計は1分36秒17。
日本馬によるサウジダービー制覇は、20年(当時はサンバサウジ
ダービーカップ)の
フルフラット、21年の
ピンクカメハメハに続き、3頭目。ほかの日本勢は、
サトノフェニックスが10着、
セットアップが11着に敗れている。
矢作芳人調教師(
フォーエバーヤング=1着)「強かったですね、相手が。正直、もっと楽に勝てると思っていました。疲れました。あまりスタートは上手な馬ではないので、あれくらいのスタートは覚悟していました。スタートが悪くても、もう少し楽に好位にとりつけると思っていましたが、思いのほか行けなかったので心配していました。サウジダービーが
ケンタッキーダービーのポイントレースではないのは残念ですけど、(次の)UAEダービーでいい競馬をして
ケンタッキーダービーに行きたいです。マイルは忙しいので距離が延びるのは大歓迎です。
リアルスティールでドバイ(16年の
ドバイターフ)を勝った時はダービーを勝った時よりうれしかった。意識しないようにしていましたが、その子どもで勝ったのは感慨深いです」
スポーツ報知