「サウジC・G1」(24日、キングアブドゥルアジーズ)
1着賞金約15億円のサウジCは、米国の伏兵セニョールバスカドールがV。最強の布陣で臨んだ日本勢だったが、昨年の
パンサラッサに続く“連覇”とはならなかった。
日本馬最先着は頭差2着の
ウシュバテソーロ。後方から代名詞である強烈な追い込みを見せたが、ゴール寸前で勝ち馬の強襲に屈した。「素晴らしいレースを見せてくれた。勝ち切れるよう、彼とともに精いっぱい頑張りました」と振り返った川田。高木師は「悔しいの一言」と振り絞り、「自分の競馬をすれば通用することも分かった。ワンターンより距離が延びた方がいい」と、連覇の懸かるドバイワールドC・G1(3月30日・UAEメイダン)での巻き返しを誓った。
中団で流れに乗った
デルマソトガケは、直線で思いのほか伸び切れず5着。ルメールは「いいコンディションで競馬ができたが、休み明けの分、最後は疲れた」と分析。音無師は「次のドバイは良くなる」と上積みを強調した。昨年度の
JRA賞最優秀ダート馬
レモンポップはまさかの12着に大敗。「気持ちや条件を見直す必要があるかもしれない」と田中博師は渋い表情で振り返り、9着
クラウンプライドの新谷師は「仕切り直しですね」と力負けを認めた。ともに次戦は未定としている。
提供:デイリースポーツ