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データ派泣かせの金鯱賞 施行時期&条件の“激動”を振り返る

  • 2024年03月04日(月) 18時30分
 金鯱賞(4歳上・GII・芝2000m)はどのレースの前哨戦か? この質問だけでおおよその競馬歴が分かるというものだ。オールドファンなら「宝塚記念の前哨戦で、タップダンスシチーが3連覇して…」と語るだろうし、キャリア10年ぐらいの人なら「有馬記念の前哨戦じゃなかった?」となる。そして歴の浅い人は「大阪杯の前哨戦でしょ。昔は違ったの?」と口にするかもしれない。施行時期や条件が複数回変更されているため、17年にはヤマカツエースが前年12月に続く中3カ月での連覇達成を果たしたことも。そんな伝統の一戦・金鯱賞の歴史を振り返りたい。

 創設は65年。季節は11月、中京の砂馬場1800mの別定戦だったが、翌66年には夏に移行してハンデ戦となる。69年には初代ローエングリンが制覇。その69年は3月に行われたが、71年には新設された中京の芝コースの1800mに舞台が変更されて、再び夏開催へ。その後、しばらくは条件変更がなく、中京の初夏の名物レースとして定着した。

 しかし、平成になると激動の時代を迎える。96年にGIIIからGIIに格上げされるとともに別定戦に、そして距離が2000mに変更された。時期も落ち着きなく変わる。12年に年末開催に移ったが、17年に大阪杯がGIに格上げされたことに伴い、前哨戦として春開催に移設された。現在の条件で施行されるのは今年で8回目。今までの流れなら、そろそろ何らかの変化がありそうだが、果たして。

 多くのファン、とりわけデータ派にとって、重賞の施行時期や条件の変更は一大事。今の条件で長く定着することを願いたい。

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