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【金鯱賞】ドゥレッツァ 好仕上がりで万全 尾関師「時計、動きともに良かった」 菊花賞馬いざ始動

デイリースポーツ
  • 2024年03月07日(木) 06時00分
 「金鯱賞・G2」(10日、中京)

 昨年の菊花賞ドゥレッツァが4歳始動戦を迎える。6日、美浦Wでの最終デモでは伸びやかに駆け抜け、好仕上がりをアピールした。変幻自在の先行策で菊花賞を圧勝し、現在5連勝中。初参戦の中京で勢いを止めるわけにはいかない。連覇を目指すプログノーシスは栗東CWで追い切りを行い、態勢を整えた。

 十分な仕上がりで始動戦を迎えられそうだ。ドゥレッツァは美浦Wでゆったりと単走。直線までしっかりと抑えが利いていて、しまいは肩を大きく引き出して伸びやか。6F83秒2-36秒6-11秒4の時計も上がりの反応が鋭い好時計だ。

 尾関師は「少し気持ちが先走るところがあったので併せず長めで。半マイルが気持ち遅めになったのは折り合いに気を付けてのことだと思いますが、最後は強めに指示して、少し長めに奥まで行かせました」と説明。「時計、動きともに良かったと思います」と前向きに評価した。

 菊花賞を強気の先行策で圧勝した直後は有馬記念参戦プランも選択肢に入っていたが、疲れが出たために自重。今春の目標を天皇賞・春(4月28日・京都)に置き、本番まで間隔の取れる始動戦として金鯱賞を選んだ。「理想を言えば京都記念あたりだったのですが、状態とローテ、ジョッキーの乗れるところという総合的判断で」と尾関師は正直に説明する。

 だからこそ、いざ始動となれば、人気に応えられるだけの手応えも誇張ではなさそうだ。菊花賞馬となっての明け4歳初戦。これまでとは一転、受けて立つ立場となる。「人間の方が緊張しそうだけれど、それが馬に伝わらないよう調整します。名古屋への初見参。応援していただければ」。G1ホースとして厩舎の看板とともに、堂々と桶狭間へ赴く。

提供:デイリースポーツ

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