武豊騎手=栗東=は福永厩舎のデビュー戦だった阪神11Rの
コーラルS(4歳上オープン・ダート1400メートル)で
レオノーレ(牝5歳、栗東・
福永祐一厩舎、
父マジェスティックウォリアー)に騎乗し、鼻差の2着に敗れた。
レース後、福永師が笑顔で出迎えた検量室に戻ってきたレジェンドは馬上から「どうもすいませんでした。プラン通りに乗れなかった」と冗談っぽく言葉をかけ、周囲の雰囲気を和ませた。
厩舎の初出走初勝利とならなかった
武豊は「惜しかったね。もうちょっとでした。かなり不満そうな顔をしていたけどね。狙い通りのレース。あとちょっとでした」と笑顔で言葉を続けた。パドックではかつての「盟友」から足を上げてもらうシーンもあったが、「下手くそでした。まだまだでしょう」と愛のダメ出し。
とはいえ、船出を勝利で祝いたかった気持ちは誰よりも強い。「あそこまで行ったら勝って、一緒に写真を撮りたかったですね。いつか、また勝てるといいですね」と今後に期待を寄せていた。
スポーツ報知