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フラワーカップ圧勝で皐月賞1番人気に 牡馬クラシックに挑んだ「牝馬のチャレンジャー」

  • 2024年03月12日(火) 19時45分
 GI昇格後のホープフルSを牝馬で初めて制したレガレイラが、クラシック参戦を表明している。結果は神のみぞ知るところだが、ファンを興奮させる果敢な挑戦には拍手を送りたい。それはさておき7年前、皐月賞で1番人気に支持された天才フィリーがいたことを覚えているファンはどのくらいいるだろうか。その馬の名はファンディーナである。

 タイ語で「良い夢を」という意味を名付けられたその馬は、3歳1月の遅めのデビューから新馬、つばき賞と楽勝で2連勝。続くフラワーCでは単勝オッズ1.3倍の1番人気に支持される。

 圧倒的な期待を背負ったファンディーナは、岩田康誠騎手を背に12番と外枠ながらも道中2番手につけると楽な手ごたえで追走。4角手前でゴーサインが出て先頭に躍り出ると、持ったままで5馬身差の圧勝を収めた。

 その後はオーナーサイドの意向もあり、中2週の桜花賞ではなく、中3週で牡馬相手の皐月賞を次走に選択。クラシック登録がなかったため、追加登録料の200万円を払っての出走だった。48年のヒデヒカリ以来、69年ぶりの牝馬による戴冠が期待された一戦。ファンの期待は単勝2.4倍というかたちとなって表れた。しかしながら直線で一度は先頭に立つも伸びを欠いて7着、人気に応えることはできなかった。

 ファンディーナ以降、牡馬クラシックに参戦した牝馬は4頭いる。19年の菊花賞には当時340kgの超軽量だった「小さなアイドル」ことメロディーレーンがエントリー。12番人気の低評価ながら、メンバー中最速タイとなる上がり3F35秒7を使い、ワールドプレミアから0秒4差の5着に健闘した。

 その2年後、21年の日本ダービーには桜花賞2着のサトノレイナスが挑戦。2番人気となり、名伯楽・国枝栄調教師のダービー初制覇が期待されたが、0秒2差の5着に敗れた。そして同年の菊花賞にはディヴァインラヴが挑み、福永祐一騎手(現・調教師)に導かれて3着に奮闘。47年のブラウニー以来となる74年ぶりの戴冠こそならなかったが、牡馬顔負けの走りでファンを驚かせた。

 これまで牝馬で牡馬クラシックを制したのは、07年のウオッカをはじめ6頭(クリフジは日本ダービー菊花賞の2勝)。さて、今年のクラシックではどんなドラマが待っているのだろうか。レガレイラ皐月賞を勝てば、76年ぶり3頭目の牝馬V。歴史的な瞬間を見たいファンは少なくないだろう。

【00年以降の牝馬の牡馬クラシック成績】
・07年日本ダービー…1着ウオッカ(3番人気)
・09年菊花賞…17着ポルカマズルカ(15番人気)
・14年皐月賞…11着バウンスシャッセ(12番人気)
・14年日本ダービー…12着レッドリヴェール(4番人気)
・17年皐月賞…7着ファンディーナ(1番人気)
・19年菊花賞…5着メロディーレーン(12番人気)
・21年日本ダービー…5着サトノレイナス(2番人気)
・21年菊花賞…3着ディヴァインラヴ(6番人気)

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