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【スプリングS】石橋師メイショウタバルで大舞台へ 騎手時代の盟友・サムソンと歩んだ足跡なぞる

デイリースポーツ
  • 2024年03月13日(水) 06時00分
 「スプリングS・G2」(17日、中山)

 一頓挫明けながらしっかりと勝ち切ったところに、器の大きさを感じさせる。未勝利を勝った後、若駒Sに向かったメイショウタバルだが、歩様が乱れたことによりレース直前で競走除外。幸いにも軽傷だったため、調整を続けてつばき賞で2勝目ゲット。皐月賞トライアルへと駒を進めた。

 石橋師は「前走はどうしても様子を見ながらの調整になったからね。スローだったので掛かり加減のレースになったけど、よく勝ってくれた」と前走の競馬を高く評価する。抜群のスタートを決めてハナに立ったものの、すぐにまくってきた馬がいて3番手に。その後も出入りのある展開で息を入れられるところがなかったが、それで押し切るのだから、高い心肺機能が備わっている。

 前走後はここに目標を定めて調整。栗東CWでの1週前追い切りでは指揮官自ら騎乗し、ラスト1F11秒0と抜群の伸びを見せた。「問題ないね。毛ヅヤなんかもいいし、いい状態」と納得の笑みを浮かべる。初めての長距離輸送については、「普段はおっとりしているので大丈夫だと思う」と期待を込めた。

 “石橋師×メイショウ”といえば、騎手時代のメイショウサムソンとのコンビが思い浮かぶ。06年スプリングSで重賞初制覇を飾ると、皐月賞→ダービーと連勝して世代の頂点に立った。今度は調教師として-。タバルとともに同じ道を歩む。

提供:デイリースポーツ

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