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【スプリングS】平成生まれのトレーナーが開業2年目で挑むクラシック切符「いい機会を与えていただいたので、結果で応えたい」

スポーツ報知
  • 2024年03月15日(金) 06時00分
スプリングS追い切り(3月14日、美浦トレセン)

 週末に行われる4重賞の出走馬が14日確定した。皐月賞(4月14日、中山)トライアル、第73回スプリングS・G2(17日、中山=3着まで優先出走権)に出走するアレグロブリランテは美浦トレセンで追い切られ、成長をうかがわせる動きを披露。管理する上原佑調教師は開業2年目でクラシック初切符獲得に挑む。

 アレグロブリランテはレースに騎乗する横山和を背に美浦・Wコースへ入ると、道中はニューノーマル(5歳3勝クラス)を1馬身ほど先導。直線では僚馬と鼻面を合わせる形で横に並び、馬なりで併入した。6ハロン85秒2―11秒7。前走同様の木曜追いを選択した上原佑調教師は「後ろから受けるプレッシャーへの反応や、バランスを確かめた。気も抜いていなかったし、いいバランスで走れた。動きも弾んでいた」と、想定通りの内容を評価した。

 約3か月ぶりだった前走の若竹賞は22キロ増の470キロまで馬体を増やしての2着。明らかにパワーアップした姿に「前走は成長が結果に出た。課題だった臆病な気性も改善してきた」と実感。一杯に追われた1週前追い切りでは、同じパートナーを4馬身追いかけて1馬身先着。6ハロン83秒0は自己ベストと、くっきりと上昇カーブを描いている。

 平成生まれ最初のトレーナーとして、昨年開業した。その1年目にデビューした世代で挑む皐月賞トライアル。「ここに出られるだけでありがたい。いい機会を与えていただいたので、結果で応えたい」と意気込む。

 助手時代、担当したサリオスで20年の皐月賞に挑み、半馬身差2着と悔しい思いをした。去り際に「調教師でリベンジできれば」ときっぱり。心身ともに充実著しいアレグロブリランテで、まずはクラシックへの切符をつかみ、再挑戦の舞台に立つ。(浅子 祐貴)

スポーツ報知

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