大井競馬場で3月20日(水)に行われる
京浜盃(3歳・JpnII・ダ1700m)。今年からダート
グレード競走に格上げされたレースで、ダート三冠に向けた最重要
ステップとなる。三冠初戦に向けた前哨戦という意味では、
JRAの
スプリングSや
弥生賞と性格が近い。
5着以内に入った
JRA所属馬の上位2頭、および地方所属馬の上位2頭に一冠目となる
羽田盃への優先出走権が与えられる。羽田につながるレールを駆け抜け、直行切符を手に入れるのはどの馬か。発走予定日時は20日(水)の20時10分。主な出走馬は以下の通り。
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アンモシエラ(牝3、栗東・
松永幹夫厩舎)
デビュー4戦目に待望の初白星を挙げると、続く
もちの木賞では先行馬に厳しい流れを2番手から押し切り勝ち。
ホープフルSは不慣れな芝競走とあって着順を落としたが、ダートに戻ると
ブルーバードCで重賞初制覇を飾った。位置取り不問で、展開に左右されない点が魅力。2つ目のタイトルをつかみダート三冠路線の主役に躍り出るか、試金石になる一戦だ。
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サントノーレ(牡3、大井・
荒山勝徳厩舎)
重賞の
ブリーダーズゴールドジュニアCで3着になるなど、2歳時は門別で3戦2勝の成績を残したほか、川崎の
鎌倉記念を制して、
全日本2歳優駿でも3着に好走した。その後は大井の荒山厩舎に転厩し、今年初戦の
雲取賞では
JRA所属馬に割って入る3着。地方所属馬の中では大将格といえる存在。大井コース2度目で慣れが見込める今回は、前走以上の走りを期待したい。
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ハビレ(牡3、美浦・
武井亮厩舎)
昨年6月の新馬戦で
アマンテビアンコの2着に入り、翌月の未勝利戦ですぐさま初勝利。その後は長期休養を挟み、今年2月の
ヒヤシンスSで3着に好走した。同レースでは
ブルーバードC3着の
バロンドール、次走で
昇竜Sを制す
チカッパらに先着。さらに前走で2勝目をマークし、勢いをつけて駒を進めてきた。長く使える末脚は大井向きで、今回もチャンスあり。
そのほかにも
JRA新馬→大井準重賞と連勝中の
マッシャーブルム(牡3、大井・
坂井英光厩舎)、小倉の
くすのき賞を制した
シークレットキー(牡3、栗東・
杉山晴紀厩舎)、
JBC2歳優駿4着以来のレースとなる
パッションクライ(牡3、北海道・
山口竜一厩舎)などが出走を予定している。