29日、荒尾競馬場で九州産馬による重賞・
霧島賞(4歳上、ダート1500m、1着賞金800万円)が行われ、
鮫島克也騎手騎乗の2番人気ナセ(牡5、佐賀・
東美義厩舎)が、スタートから先手を取ると直線に向いてもリードを保ち、10番人気
ダイキチヘイロー(佐賀)に1.1/2馬身差をつけて逃げ切った。勝ちタイムは1分35秒2(不良)。さらに3/4馬身差の3着は3番人気
テイエムヨカドー(
JRA)。単勝1.1倍の圧倒的1番人気に推された
テイエムミゴテカ(
JRA)は7着に敗れ、3連単は437,890円の大波乱となった。
勝ったナセは、
父サイレントハンター、
母タマノセイフウ(
その父アズマイースト)という血統の熊本産馬。2歳時は05年
九州ジュニアチャンピオン(佐賀)を制し、3歳時も飛燕賞(佐賀)、ロータスクラウン賞(佐賀)を制すなど重賞戦線で活躍。昨年7月の大隅特別(荒尾、指定交流)では
JRA勢を抑えて完勝劇を見せていた。通算成績29戦9勝(うち
JRA1戦0勝、重賞4勝)。
なお、このレースは当初昨年8月28日に行われる予定だったが、馬インフルエンザ問題のため開催が延期されていた。