高松宮記念でG1初制覇を果たした
マッドクール(牡5歳、栗東・
池添学厩舎、父
ダークエンジェル)は3月25日、一夜明けた栗東トレセンで元気な姿を見せた。
前日は全レース終了後に引退式を行った
メイケイエールと同じ馬運車に乗り、午後8時頃に栗東へ戻ってきた。この日もしっかりとカイバを食べていたという。「オンとオフの使い方が上手な馬。パドックでは気が入っていましたが、表彰式から帰ってきた時にはオフモードでした」と名倉助手はこの日も落ち着いている愛馬を頼もしそうに見つめる。
一昨年春に中京で5馬身差をつけ、デビュー3戦目で初勝利。その時に「
高松宮記念に行こう」という話になったという。「パドックで『やって来ましたね、この舞台』と(坂井)瑠星が言ってくれたんですよ。気にかけてくれていたようです」と名倉助手。今後は招待されている香港の
チェアマンズスプリントプライズ・G1(4月28日、シャティン競馬場・芝1200メートル)を始め、状態を見ながら決められる。
スポーツ報知