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【地方競馬】マミエミモモタローの回避で菊水賞は一転して混戦模様

デイリースポーツ
  • 2024年03月25日(月) 16時07分
 「レース記者コラム 仕事・賭け事・独り言」

 来週からは4月。いよいよ3歳馬のクラシックシーズンが本格化する。昨年は大井のミックファイヤが目覚ましい活躍を見せた。デビューから無敗で羽田盃東京ダービージャパンダートダービーの南関東3冠を制覇。01年のトーシンブリザード以来となる史上2頭目の快挙を成し遂げた。今年はどんな馬が現れるのだろうか。

 記者が担当する兵庫県競馬では、24年から兵庫3冠のレース体系が変わる。23年までは菊水賞兵庫チャンピオンシップ、兵庫ダービーだったが、今年からは菊水賞(4月3日、園田)、新設の西日本クラシック(5月1日、園田)、名称変更の兵庫優駿(7月1日、園田)に内容を刷新する。

 今年の兵庫3冠に向けて、期待を一身に集めてきたのがマミエミモモタロー。デビューから無傷の5連勝で昨年の最優秀2歳馬。名付け親が人気漫才師のハイヒールモモコで初めは話題先行だったが、重賞3連勝の快進撃で出世街道の先頭を独走してきた。

 2月に放牧先での休養から園田に帰厩。1冠目の菊水賞に直行する予定だったが、3月の中旬に陣営は回避を決めた。「脚元がモヤモヤする。歩様が悪いわけではないが…。使えないこともないが、無理をさせることもないので、菊水賞は断念した。大事を取って、しばらくは休養させる」と諏訪貴師。今のところ、復帰の時期は未定だ。

 出世頭が不在となり、菊水賞は一転して混戦模様となった。現時点の予備登録馬ではクラウドノイズトウケイカッタローミスターダーリンウェラーマンら有力候補になるだろう。(地方競馬担当・中山伸治)

提供:デイリースポーツ

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