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【大阪杯】44歳ベテランが14年菊花賞以来のG1タイトルへ燃える 「気負わず、とにかく納得いく競馬をすれば結果はついてくる」

スポーツ報知
  • 2024年03月29日(金) 07時05分
◆第68回大阪杯・G1(3月31日、阪神・芝2000メートル)

 酒井学騎手(44)=栗東・フリー=が、14年菊花賞(トーホウジャッカル)以来のG1タイトルを狙っている。相棒のステラヴェローチェは、以前から調教に何度も乗っていたが、レースは前走の大阪城Sが初騎乗。「調教ではかかる面がありましたが、返し馬で自分から(ハミを)抜いて、すごく利口だなと。こっちもすごくリラックスできたし『緊張するな』と言われてる気持ちでした」と自信を持って臨み、いきなり結果を出した。

 20日の1週前追い切りは、栗東・CWコースで6ハロン78秒5―11秒3の猛時計。6ハロンの自己ベストを1秒7も更新した。「コースで強い調教をバンバンこなせるようになり、ようやくポテンシャルを発揮できるようになりました。角馬場でもまったく力みがなく、柔らかくてメチャクチャ気持ちいい」と絶賛する。

 今回は1ハロン延長でコーナーも4つになり、「直線が短い方が集中力は続く。1角までいかにスムーズにゴチャつかずに行けるか」とポイントを挙げた。兄のように慕う須貝調教師から、初めて託されたG1のバトン。「ドバイと日にちがかぶってラッキー(笑い)」とおどけつつも「気負わず、とにかく納得いく競馬をすれば結果はついてくると思う」。日本ダービー3着など能力はG1級の相棒に、ビッグタイトルをプレゼントしてみせる。(玉木 宏征)

スポーツ報知

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