◇G2・UAEダービー(2024年3月30日　メイダン・ダート1900メートル)

　ドバイワールドカップデーが30日に行われ、G2UAEダービーはフォーエバーヤング(牡3＝矢作)が制し、前走のサウジダービーに続き海外で重賞連勝を飾った。

　フォーエバーヤングは父リアルスティール、母フォエヴァーダーリング(母の父コングラッツ)の血統で通算5戦5勝。オーナーは「ウマ娘」で知られる藤田晋氏。

　藤田氏は「ちょっと外を回っていたし、2着馬がしぶとかったので心配していたけどよかったです。表彰台に立てて相当、気持ちが良かった。トロフィーは重かったですね。将来的にはドバイワールドCを勝ちたい」と笑みを浮かべた。

　管理する矢作師は「師匠でもある父が亡くなりました。勝てていい報告ができてよかった。サウジの時は輸送で調子を落としていたけど、その後はいい回復をしてくれた。全てにおいて総合力が高いので自信を持って送り出せた。万全の準備をしてケンタッキーダービーに向かいたい。アメリカへの輸送もあり、コンディションを整えるのは難しいですが、うちのスタッフならやってくれると思います」と前を見据えた。

　▽ドバイワールドカップデー　96年にドバイワールドカップが創設され、ナド・アルシバ競馬場のダート2000メートルで歴史的名馬シガーが制覇。その後、レース数が増え、競馬場もメイダンに移して実施。現在はG1が6レース、G2が3レースの計9レースが一日に行われる。

スポニチ