「
クラウンカップ・S3」(2日、川崎)
1番人気の
シシュフォスが好位追走から直線で抜け出して、南関東転入後2戦目で初重賞制覇。「第70回
東京ダービー・Jpn1」(6月5日、大井)の優先出走権を獲得した。2着には5番人気の
アムクラージュが入り、3番人気の
アジアミッションは3着だった。
南関東クラシック戦線に新星が誕生した。スタート後すぐに好位を確保した
シシュフォス。前走からコンビを組んだ
森泰斗にエスコートされ、道中はスムーズに流れに乗って追走。直線入り口で満を持して追い出されると力強く伸びて、直線半ばで抜け出した。
先週の
桜花賞に続いて3歳重賞を勝利した鞍上は「ホッカイドウ競馬でどんな競馬でもできるように教育され、(佐藤)裕太厩舎でいい状態に持ってきてもらっていたので。僕はいいとこ取り。感謝しかないですね」と笑みがこぼれた。
管理する佐藤裕師は川崎の前開催の重賞「
ネクストスター東日本・S3」の
ギガースに続く勝利。しかもこの両頭が同馬主であり、「このいいリズムを続けたいですね」と笑顔を見せる。「距離はもっと延びた方がいい」と鞍上と師が話す。
シシュフォスの次走は既に権利を獲得している「
東京湾カップ・S2」(5月2日、船橋)。もちろん重賞連覇を目指す。
また
ギガースは「
兵庫チャンピオンシップ・Jpn2」(4月29日、園田)か「
羽田盃・Jpn1」(4月24日、大井)と師は狙いを定める。そしてその先が2頭での「
東京ダービー・Jpn1」(6月5日、大井)への挑戦となる青写真だ。
提供:デイリースポーツ