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【地方競馬】またまた西啓太、坂井英師のゴールデンコンビ!ジャスティンが久々に重賞制覇

デイリースポーツ
  • 2024年04月10日(水) 21時51分
 「東京スプリント・Jpn3」(10日、大井)

 連夜のお立ち台だ。初コンビの西啓太に導かれた5番人気のジャスティンが馬場の真ん中から堂々と抜け出し、20年以来の同レース2勝目で、3年5カ月ぶりの重賞4勝目。「かしわ記念・Jpn1」(5月1日・船橋)への優先出走権をゲットした。2着には3番人気のクロジシジョー、3着にテイエムトッキュウのJRA勢が入り、1番人気のアームズレインは8着に敗れた。

 前日のサヨノネイチャに続いて、この夜も西啓太&坂井英師のゴールデンコンビが決めた。

 テイエムトッキュウヘリオスの逃げ争いを直後でマーク。4角入り口で外から並びかけたジャスティン。一度加速したら止まらない。並ぶ間もなく直線早々に先頭へ躍り出ると、最後は内から伸びてきたクロジシジョーを楽々と2馬身封じ込めた。鞍上の左手が高々と夜空に突き刺さった。

 前日はゴール前の斜行で戒告処分を受けた鞍上だったが、この日はさすがに、いつもの柔和な笑みがこぼれた。「チャンスを頂いたオーナー、坂井先生には感謝です。結果で恩返しできて良かった」とうれしそう。14年デビューの11年目。1月に30歳になったばかりの成長株は、これが自身重賞4勝目。「追い切りに騎乗してコンタクトを取り、(前走まで騎乗していた)森騎手からも感触を聞いたり、自分なりに考えて乗りました。手応えも抜群でしたし、最後はガムシャラに追いました」と声を弾ませた。

 ジャスティンはJRA所属時に常勝・矢作軍団の一員として活躍。20年カペラS以来3年5カ月ぶり。同舞台は4年ぶりの勝利となり、交流重賞2勝の実力を見せつけた。師の息子・瑠星が矢作厩舎所属だけに、以前から懇意の間柄。転入5戦目の初Vが重賞制覇となり、11日に49歳を迎える坂井英師は「必ずタイトルを取るとオーナーや矢作先生と約束していたので、まずはひとつ結果を出せてホッとしています。(3月30日に亡くなった)矢作先生のお父さんも背中を押してくれたのかな」と感慨深げ。

 かしわ記念の優先出走権は取ったが、今後は未定とした。「千二〜千四がベストかな。オーナーと相談してから。でも、まだ活力は枯れてませんよ」。これで吹っ切れた。となれば、交流スプリト戦線でもうひと花咲かせることも可能だ。

提供:デイリースポーツ

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