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JRAの小牧太騎手が古巣の兵庫県競馬復帰意思を表明 地方→中央→地方が実現すれば史上初「園田でムチを置きたい」

デイリースポーツ
  • 2024年04月11日(木) 17時37分
 JRA(日本中央競馬会)の小牧太騎手(56)=栗東・フリー=が11日、古巣の兵庫県競馬へ復帰意思を表明した。地方からJRAに転身した騎手の地方競馬への再移籍が実現すれば史上初。小牧太は今後、地方競馬の騎手免許再取得に向けて、5月にNAR(地方競馬全国協会)の騎手1次試験を受験。合格すれば7月に2次試験にチャレンジし、それも突破すれば、早ければ8月にも園田で地方再デビューを迎える。

 2004年に兵庫からJRAに移籍して20年。転機を迎えた56歳のベテランは新たな進路を選択した。「移籍を考えたのは去年。引退も考えたけど、自分の中で何を迷っているのかが分かった。騎手が好きなのが分かった。60歳まで乗ろうと思っていたし、園田でムチを置きたいと思った」。兵庫で地方通算3376勝のレジェンドは、古巣復帰への意欲を示した。

 この日は、JRA交流戦が行われた園田競馬場に来場。エキストラを含めて計8鞍に騎乗し、1勝、2着3回、3着2回の成績だった。レース後に会見を開いて、園田・姫路へ復帰の意思を表明。旧知の関係者に見守られた小牧太は「JRAでは試行錯誤したけど、乗鞍が集まらなかった。けど、まだ乗れると自分では思っていた。先週も6鞍乗って、きょうも8鞍乗っていける手応えはつかめた。1次、2次と試験に受からないといけないけど、今、一生懸命勉強しています。落ちるかもしれないけど、一生懸命頑張ります」と力を込めた。

提供:デイリースポーツ

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