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小牧太が古巣・兵庫復帰を目指す 地方騎手免許試験受験へ「新たに挑戦しようと思って」

スポニチ
  • 2024年04月11日(木) 17時55分
 JRA通算910勝の実績を誇る小牧太(56)が11日、NAR(地方競馬全国協会)騎手免許試験を受験すると発表した。この日、園田で8鞍に騎乗。最終12R後に報道陣に対応した。

 近年は乗り鞍が減り、JRA勝利数は18年と19年が8勝、20年が10勝、21年が6勝、22年が2勝、23年は未勝利だった。

 既に願書を提出し、5月11日の第1次試験(筆記試験)を受け、合格すれば7月4、5日に実施される第2次試験(面接、実技試験)へ。ここも合格すれば免許再取得となり、8月1日に交付される。地方通算3400勝超えのレジェンドが環境を変え、慣れ親しんだ思い出の地で再スタートを切る。

 ▼小牧太 地方競馬の免許をもう一度取ろうと思いました。新たに挑戦しようと思って、もう願書も出しました。決めました。ただ、皆さんは簡単に元にいた園田で乗っていたから簡単に入れると思っている方もいると思いますが、そういうわけにはいかないんです。免許が全然違うので、地方競馬の免許は新たに取らなくてはいけない。1次試験から2次試験を受けなくてはいけない。1次試験も問題はかなり難しい。勉強しているところですが、もっと勉強しないことには落ちる確率もある。落ちたとしてもJRAの免許を持ちながら試験を受けられるので、滑っても今まで通りジョッキーはやれます。僕には時間がないんでね。年齢も年齢なんで。最後に60歳まで乗るのが目標だったんでね。この園田でムチを置けたらいいと思いました。今の状態だったらJRAでも自分が乗れると思ってもここ4、5年は我慢して試行錯誤やってたんですけど、乗り馬が集まらないから。ジョッキーは乗らないことには結果が出ないですしね。それで園田に移る決心が付きました。こっちにくれば乗せてくれる方もたくさんいますし、乗っていて張り合いがあります。こういうレースに来ても他の馬に乗らないようにしていました。若い子に悪いなと思って、よそから来て、たくさん一生懸命に調教しているジョッキーの馬を取るのは悪いと思っていたので。自分の体を試すというか、どれだけやれるかなと思いながら、この前は6頭、今回は8頭。全然大丈夫でした。まだまだ行けるなと。猛勉強しないと1次試験に受からないと思うので、落ちたらしょうがない。第3のジョッキー生活を送りたいです。昨年くらいから引退しようかなと思っていましたが、いろいろ考えて、迷っていたことが分かった。辞めるんやったらまだできるから、やっと騎手が好きということが分かって、それだったら3年でも4年でも乗ってみようかなとひらめきました。師匠の曽和先生には一番に言いました。大歓迎と言ってくれました。

 

 ◇小牧 太(こまき・ふとし)1967年(昭42)9月7日、鹿児島県生まれの56歳。85年にデビューし、兵庫のトップジョッキーとして9年連続を含む10度のリーディング獲得。04年に中央に移籍し、レジネッタに騎乗した08年桜花賞が49回目の挑戦で悲願のG1初制覇。JRA通算1万1717戦910勝、うち重賞34勝。1メートル60、52キロ。

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