スマートフォン版へ

藤岡康太騎手の合同葬 浜中騎手「康太に会えて本当によかった」【弔辞全文】

  • 2024年04月15日(月) 17時08分
 15日、4月10日に亡くなった藤岡康太騎手の合同葬が滋賀県にて営まれた。日本中央競馬会理事長・吉田正義氏、日本騎手クラブ会長・武豊騎手ら多くの競馬関係者が参列し、同期の浜中俊騎手が弔辞を述べた。

 以下、弔辞全文。

「康太。今日はこんなにたくさんの方が集まってくれてよかったな。一般のファンの方も来てくれたみたいで、ほんとによかったな。けどさ、丸田が今日、食あたりになったらしくて、あいつ今日来れてないんだよね。あいつホントあり得ないなと思って、説教してやろうと思ってたけど、だけど、あいつが昨日福島で、メインレースでお前が乗ってた馬に乗ってしっかり勝ってたよ。めちゃくちゃかっこいいやつでした。だから、今日はあいつのことを許してあげよう。

 たぶん康太は俺が、弔辞を読むことになったことをすごく心配しているんじゃないかなと思ってるけど、しっかり最後まで聞いててな。

 康太とは、競馬学校で出会って、15歳のときに出会って、それから20年経つかな。俺の中では康太が一番の親友でもあり、ライバルでもあり、本当に特別だった。誰にでも優しくて、気配りもできて、本当に康太の周りにはいつも人が集まっていて、ホントに人気者だったよな。

 そんなところが、康太の最大の良さだったんじゃないかなって思ってる。康太はデビューからホントに華があったし、初騎乗初勝利して、同期で一番最初にジョーカプチーノでGIを勝って、そのときに勝利ジョッキーインタビューで『帰ってカプチーノ飲みます』とか言って、すごいスベって。だけど、そんなおもしろさと、やっぱり華があったよね。

 特に去年のナミュールで勝ったGIレースは、急遽の乗り替わりだったけど、素晴らしいレースだったし、見事勝利して、あれは康太じゃなきゃ勝ってなかったと思う。ほんとに嬉しかったし、誇らしかったです。

 もっとジョッキーを続けたかったよな。康太が一番悔しかったと思うし。もっともっと活躍すると思ってたし。だけど、康太の分は俺たち23期がしっかり頑張るから、奥さんや子どものぶんもしっかり頑張るし、俺たちは絶対助けるから。しっかり見守っててな。

 本当に、本当に会えてよかった。康太が同期でよかった。今まで仲良くしてくれてありがとう。康太は23期の中で宝物です。本当にお疲れ様」

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す