◆第21回福島牝馬S・G3(4月20日、福島競馬場・芝1800メートル)追い切り＝17日、美浦トレセン

　第21回福島牝馬S・G3(20日、福島＝1着馬にヴィクトリアマイルの優先出走権)で重賞初制覇を狙うシンリョクカが17日、美浦・Wコースで3頭併せを行い、復活をアピールした。

　内サクセスエース(6歳障害オープン)、外のセイウンハルカニ(5歳2勝クラス)の真ん中に入り4馬身間隔でスタート。スピード感十分に追走し、最後まで余力十分に5ハロン66秒2―11秒3。内に2馬身先着、外と併入した。迫力ある動きに、竹内調教師は「反応も良く、ちょうどいい調整ができた」と胸を張った。

　22年阪神JF2着以来、5戦続けて馬券圏内から遠ざかっていたが、前走の中山牝馬Sで0秒1差3着ときっかけをつかんだ。トレーナーは「以前より普段の運動量を増やしてもカイバを食べるようになった。馬も厩舎としてもタイトルが欲しい」と期待を持って送り出す。

スポーツ報知