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ローラS・G2」(21日、東京)
18日、美浦Wの向正面。6F標からの駆けだしこそ少し行きたがった
バロネッサだが、鞍上の津村がなだめるとすぐに収まった。未勝利ながら1勝クラスで時に善戦する4歳馬
アイベラの内から滑らかに加速。1完歩ずつ着実に差を詰めて、ゴールでは半馬身抜け出した。
11日の1週前にも乗っていた津村の手応えは上々。「2週連続で乗って感覚もつかめました。きょうもいい動き。しまいも良かったですよ。繊細なところがあるみたいだけれど、むしろまったりしたところもあってオンオフがはっきりしている馬です。距離は持ちます。二千でも大丈夫」と胸を張った。
厩舎が期待しているのは精神的な成長。前走のパドックではルメールが乗りがけでこの馬に振り落とされているが、その点は充実著しい。山崎助手は「3週前に帰厩してからは人の手を煩わせることがなくなっています。見たことのあるものと、そうでないものがきちんと判断できていて大丈夫だと分かったものには驚かないですね」と言い切る。府中は、既に2度経験。22年
ホープフルSを制した
ドゥラエレーデの半妹という異父血が樫の舞台への切符をつかむ。
提供:デイリースポーツ