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4月24日は「日本ダービー記念日」 90年超の歴史で生まれた数々の記録とは

  • 2024年04月24日(水) 07時30分
 4月24日は1932年に第1回日本ダービーが行われたことから「日本ダービー記念日」。今から92年前にかつて存在した目黒競馬場で日本初のダービー「東京優駿」が開催されたことに由来する。今年もダービーまであと1カ月に迫るが、記録目線で「競馬の祭典」を振り返りたい。

 まずは最多勝記録から。ジョッキーはもちろん武豊騎手で05年のディープインパクト、13年のキズナで父仔制覇を達成するなど、6勝を挙げている。今となっては驚きだが、デビュー当初はなかなか勝てず、初騎乗となった88年はコスモアンバーと挑み16着(24頭立て)だった。しかし、20代最後の挑戦となった98年にスペシャルウィークで制すと、そこから勝利を重ねている。

 トレーナーは尾形藤吉調教師の8勝。初勝利は42歳だった34年のフレーモア、最後の勝利は85歳だった77年のラッキールーラだった。現在は70歳定年制が導入されているので抜くことは難しく、不滅の大記録といえるだろう。

 種牡馬はディープインパクトが7勝。ワグネリアンを除く6頭が種牡馬となっているので、史上初の父仔3代制覇が達成される可能性は高い。馬主別では(株)金子真人ホールディングス(金子真人氏名義を含む)と(有)サンデーレーシングが4勝で並んでいる。金子氏の4勝という数字はなかなか塗り替えられるものではない。

 続いて配当をチェックする。単勝の最高配当は19年のロジャーバローズの9310円。最低配当は05年のディープインパクトの110円。父仔で最高と最低の記録を持っている。馬連は07年(ウオッカ-アサクサキングス)の5万4470円。3連複と3連単はともに18年(ワグネリアン-エポカドーロ-コズミックフォース)で、それぞれ52万1600円、285万6300円となっている。

 最後に勝ち時計の変遷を見てみよう。最速は22年のドウデュースで2分21秒9。トップ14までは04年以降にマークされたものだ。それ以前の最速は90年のアイネスフウジン、99年のアドマイヤベガの2分25秒3だから、ここ数年で驚くほど高速化している。ドウデュースのレコードが塗り替えられる日も遠くないはずで、いずれは2分20秒台も出ることだろう。

 記録をキーワードに日本ダービーを見てきたが、今年のレースもまもなく。記録にも、そして人々の記憶にも残る一戦となることを願いたい。

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