JRAが購入、育成した2歳馬のトレーニングセール「2024　JRAブリーズアップセール」が4月23日、中山競馬場で開催された。今年で20回目の節目を迎えて、オンラインビッドシステムによる購買を含むセリ方式で行われた。上場頭数は76頭で、その全頭(牡馬38頭、牝馬38頭)が売却された。

　新種牡馬の産駒が注目を集めたなか、ミスターメロディ産駒の牝馬「ルミノハレブタイの2022」は、この日の牝馬最高額となる1950万円で福盛訓之氏が落札した。父は19年の高松宮記念を制して、その父はフロリダダービーなどダート路線で活躍したスキャットダディだ。

　福盛氏は「馬体のバランスがよかったと思います。新種牡馬自体にも、もともと注目していました」と満足げに振り返った。預託先の高橋康之調教師は「(騎乗供覧で)軽い感じの走りを見せてくれたので、通用するようなら芝でも」と評価して、今後は栗東トレセンに入厩してデビューを目指して進めていく予定という。

スポーツ報知