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【天皇賞】ワープスピード スタミナ勝負の長距離重賞で近3走上り調子 高木師も認める成長度「こんな馬になるとは」

デイリースポーツ
  • 2024年04月24日(水) 06時00分
 「天皇賞(春)・G1」(28日、京都)

 スタミナ自慢の5歳馬が淀伝統の長距離戦で、ビッグタイトルを目指す。近4走で3000メートル以上の長丁場のレースを経験し、〈1・1・1・1〉と全てで掲示板を確保。中間は在厩で調整し、状態面に不安はない。鞍上はコンビを組んで勝ち鞍のある三浦。4走前に同じ長距離戦の古都Sを快勝した京都を舞台に、大仕事といく。

 3000メートル以上の芝平地での長距離戦は年間で8レース。ワープスピードは近4戦でいずれも3000メートル以上を走ってきた。昨年10月の京都・古都Sを勝ってオープン入りすると、ステイヤーズSダイヤモンドS阪神大賞典とスタミナ勝負の重賞を選んで(4)(3)(2)着。着順を上げてきた。

 3000メートル以上に絞ったローテは海外遠征を含め、現在8戦連続出走中のシルヴァーソニックがより徹底しているが、こちらは全盛期をまさに迎えようとしている5歳馬。使われて上向いてきた勢いもある。高木師は「デビュー当初はこんな馬になるとは思っていなかった。しかし、安定して走っていますね。すっとぼけていたのが、集中して走るようになった。緩くてモタモタしていたのが、体がようやく使えてきた」と成長を認める。

 中間も順調だ。17日の美浦Wでの1週前追いは、僚馬が来るのを待って追いだしたため手応えでは見劣ったが、最後まで粘り強く伸びた。「前走から在厩で変わりなく来ています。京都は古都Sで走っていて、輸送も大丈夫だった。もう少し器用な競馬をしてくれればとも思うけれど、三浦ジョッキーが乗るので大丈夫でしょう」とトレーナーは好走へのそろばんをはじく。24日に美浦で追い切りをして、上り調子のまま淀の決戦へ赴く。

提供:デイリースポーツ

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