3歳マイル王決定戦は「早い馬」を狙え! 近年の
NHKマイルカップ(3歳牡牝・GI・芝1600m)では、2歳6月にデビューした馬の活躍が目立つ。14年以降の近10回に限れば[6-4-0-40]の勝率12%、連対率20%。16年以降は2回のワンツーを含め、毎年少なくとも1頭が連対している。また、キャリアが5〜6戦の馬に絞ると[6-3-0-14]の勝率26%、連対率39%だから、好走確率がグンと跳ね上がる。
今年の出走馬のうち、6月にデビューしているのは
アスコリピチェーノ(牝3、美浦・
黒岩陽一厩舎)、
ゴンバデカーブース(牡3、美浦・
堀宣行厩舎)、
シュトラウス(牡3、美浦・
武井亮厩舎)、
ボンドガール(牝3、美浦・
手塚貴久厩舎)、
マスクオールウィン(牝3、美浦・
牧光二厩舎)の5頭。このうち、キャリアが5〜6戦なのは
シュトラウスの1頭しかいない。
シュトラウスは昨年の東京スポーツ杯2歳Sの覇者。その後の2戦は10着→9着だが、
朝日杯FSは暴走気味の逃げ、
ファルコンSが直線で前が壁になって追えずと、いずれも敗因がハッキリしている。精神面の幼さは課題だが、そこさえクリアできれば…。東京芝は3戦2勝、3着1回と相性良し。大舞台で能力全開となることを期待したい。