スマートフォン版へ

世界的名手オリビエ・ペリエが引退へ「やめる決断をした」「新しい人生を楽しむ」

スポニチ
  • 2024年04月24日(水) 11時30分
 世界的名手で日本でもおなじみのオリビエ・ペリエ(51=フランス)が25日の騎乗をもって現役を引退すると欧州メディアが23日に伝えた。25日は仏南西部のラ・テスト競馬場で2鞍に騎乗する。

 仏競馬専門チャンネル「エキディア」によるとペリエは「何事にもタイミングがある。最近は明らかに騎乗数が減っているし、やめる決断をした」とステッキを置く心境を明かしている。

 これまでフランス、英国、日本、アイルランド、ドイツ、ドバイ、米国、香港、イタリア、カナダなど国境を越え、タイトルを積み重ねてきた。

 英競馬専門チャンネル「アットザレーシズ」は通信社の取材を引用する形で重賞500勝を含む3700以上の勝ち鞍があり、アラブとサラブレッドを合わせて165のG1を勝っていると紹介。ペリエは「非常に長いキャリアで私は多くの成功を収めてきました。世界中のあらゆる場所で勝利を収め、大きな成功と素晴らしい瞬間を経験。たくさんのいい人に出会えました。自分のキャリアを止め、過去に起こったことを見ることができて、とてもうれしい」と感謝した。

 そんなトップジョッキーも近年は年々、騎乗数が減って21年はフランス国内で421戦69勝、22年は367戦45勝、23年は161戦18勝にとどまり、今年は21戦3勝となっている。

 今後については「しばらく休んで数カ月後に何が起きるかを見るつもり。これまでは仕事で英国や香港に行っていたけど、これからはそうではない。友人に会い、子供たちと時間を過ごし、新しい人生を楽しみます」と思い描いている。

 

 ◇オリビエ・ペリエ 1973年1月12日生まれ、フランス北西部マイエンヌ県シャトー=ゴンティエ出身の51歳。89年にフランス騎手免許を取得。94年ヤングジョッキーワールドチャンピオンシップで初来日。その後、短期免許などで来日する機会が多く、日本でもおなじみの存在となった。96、97、99、00年と仏リーディングに4度輝き、凱旋門賞3連覇(96年エリシオ、97年パントレセレブル、98年サガミックス)、有馬記念3連覇(02&03年シンボリクリスエス、04年ゼンノロブロイ)など国を問わず数多くのビッグレースを制している。JRA通算2292戦379勝、うちG1・12勝を含む重賞39勝。1メートル64、55キロ。

スポニチ

いま読まれています

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す