【記者
フリートーク】88年に阪神
タイガースを去ったランディ・バースが今でも実績と人柄を懐かしまれているように、騎手ではオリビエ・ペリエが似た存在だろう。12年を最後に日本で騎乗していないが今でもファンに語り継がれている。
友人である
武豊の発信力もあろうが「
凱旋門賞と
有馬記念を3連覇した騎手は他にいない」という賛辞は明快すぎるほどの実績と歴史が伝わってくる。
加えて大事なのは愛されキャラ。フランスの競馬場で日本人を見かけるや、あいさつは無論、関西弁で声をかけることもあった。実績ばかりか、おちゃめで気さくな性格も相まって人気になった。
独自取材は短期免許で来日時に3度、フランスでは
凱旋門賞時に2度。骨太の指と手の分厚さに驚きつつ「ペリエとの握手は手が痛い」と高揚したのも個人的な思い出だ。
武豊が提案する
ジャパンCの
アンバサダーとしての来日は、ぜひ
JRAにくみ取ってほしい。(
中央競馬担当・菱田 誠)
スポニチ