「
兵庫チャンピオンシップ・Jpn2」(29日、園田)
開催初日の11Rで行われ、1番人気の
エートラックスが逃げ切って、春の3歳ダート短距離王者に輝いた。2着は4番人気の
チカッパ、3着には6番人気の
モズミギカタアガリが入った。上位を独占したJRA勢が、このタイトルの連勝を23に更新した。
ダート競走の体系整備に伴って、3歳短距離路線で春の頂点レースとなったが、勝ったのは
エートラックスだった。「3、4走前に外国人騎手が騎乗して馬が進化した。ズルさが解消された」と宮本師。3連勝で重賞初制覇を成し遂げた。
好スタートでハナに立った
エートラックスは、そのままマイペースの逃走で押し切った。「VTRでゲート出が速いのが分かった。そのスピードを生かして乗りやすかった」とモレイラ。園田では、2018年11月の
兵庫ジュニアグランプリ・Jpn2以来となる騎乗で初勝利を挙げた。
今年からのダート改革に宮本師は「3歳馬のダートでの選択肢が増えていい」と歓迎。「今日はモレイラの好きなように乗ってもらった。距離も今回ぐらいがいいと言ってくれた」。
エートラックスの次走は未定だが、休養を経て短距離の王道を歩むことになる。
提供:デイリースポーツ